2009.7.24

☆虚空☆



真夏の真昼、
遥か向こうの水平線。
ただ空々、ただ莫々。
地が果て海と空は溶け合い、
なにも見分けることができない。
男と女、音と光、真実と虚偽、美と醜……。
それらのすべては同じものでしかないのだ。

いま日は食されて、
暗闇が白昼を遮断する。
一瞬の後、
なにもなかったように死者が蘇る。
擬制の虚空のぐわらんどう。

投稿者 岩本麻奈 : 2009年07月24日 10:49

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